妊婦のマナー

日本社会は、妊婦に対して優しいとは限らない、むしろ厳しい環境が取り巻いていることは触れてきましたが、逆に妊婦自身にも気をつけるべきマナーがあるのではないでしょうか。
妊婦は必要以上に外出しないほうがよいという認識は、今の若い層の妊婦からすれば古い概念で、頭が堅いといわれてしまうのかもしれませんが、我がもの顔で妊婦であることをアピールし、あたかも周りは当然気を遣ってくれないといけないという感覚でいる妊婦もなかにはいるようで、時折周囲を困惑させていることがあることにも気づいたほうがよいかもしれません。
よくみられるのは職場での揉めごとです。産休に入る前までの期間、大きなお腹を抱えて仕事に励む姿をみれば、自然と周りの人は気を遣ってくれているはずなのに、妊婦本人が意外と普通の感覚のままで、たとえば職場の飲み会に参加するといったことも珍しくありません。当人は決して悪気はないのかもしれませんが、妊婦は1人の身体ではなく胎児の身体でもあるわけです。当然、身体によくないもの(アルコール・タバコ、その他もろもろ)しかない居酒屋に行くことは、できれば遠慮したほうがよいと周囲は心配し、気を遣います。妊婦本人はストレス解消のために楽しみたいのかもしれませんが、そのおかげで周囲は彼女への気遣いに終始し、タバコが吸いたくても吸えず我慢しなければなりません。妊婦はこのことに気づいているでしょうか?
これはほんの一例ですが、妊婦に対しての思いやりは当然のことではありますが、妊婦当人の周囲への気遣い・マナーというものが存在するということを認識すべきです。